炭酸泉浴について

炭酸泉浴とは・・・

炭酸と聞くと皆さんは何を思い出しますか?
ビール?コカコーラ?ラムネ?・・・
炭酸泉とはそういったもののお風呂と言ったものなのです。d0076627_14305628.jpg

じゃぁビール風呂(~o~)・・・
その発想は早とちりです。

炭酸泉とは、
鉱泉水炭酸ガスが1000ppm(水分1リットル中に1000mg)以上含まれているもので、ドイツをはじめヨーロッパで19世紀半ばから、盛んに伝統的医療としてこの炭酸泉入浴が行われるようになったものです。
ヨーロッパのレストランでミネラルウォーターを注文すると、炭酸入りのミネラルウォーターが出てきます。
私はどうしても苦手なので「no gas please」ですが。d0076627_0485379.jpg



日本では・・・天然炭酸泉が湧きにくいため、
あまり普及する事がありませんでした。


ところが近年日本でも炭酸泉の効果・効能が注目されるようになり、
数社のメーカーから人口炭酸泉が可能な装置が開発され
徐々に注目が高まっています。

さすが日本企業は技術レベルが高い(^.^)

では何故、日本では天然炭酸泉浴場の数が少ないのか?
この原因を知ると、炭酸泉の性質もお分かりになられると思いますので、
お話ししていきましょう~

日本は、世界有数の火山国で温泉大国ですよねえ~ですが・・・
地下の圧力から解放され地上に湧出したときの源泉が60℃以上の場合、
炭酸ガスは急激に!!!抜け出しまうのです。
そのために、例え湧き出し口の源泉に炭酸があったとしても、
湯船に来る頃には抜けてしまっています。
・・・残念(・_;)

高濃度の炭酸泉は泉温が25℃以下の炭酸鉱泉として散在し飲用されていますが、
それ以上の炭酸泉はココにしか今のところ無いのでご紹介します。
大分県の長湯温泉の①ラムネ湯、②七里田温泉、
島根県の③小屋原温泉、
福島県の④大塩温泉、
北海道の⑤五味温泉などわずか5箇所に知られるだけで、
それ以外に実質的な高濃度炭酸泉はほとんどありません。

しかも、溶存しているガスが撹拌や熱で容易に抜けてしまう炭酸泉は輸送や再加温には全く向かないため、多くの人にとって今まで手が届かなかったのが現状なのです。

では一般家庭で作ることはでいないの?
ということで次の方法を思いつきませんか→炭酸入浴剤!
しかし・・・炭酸入浴剤では、1錠で50~100ppm、仮に1箱20錠全部を入れたとしても溶け込む効率が悪いので800ppm程度しか到達できませんので、高濃度1000ppmの炭酸泉の基準には届かないのです。
ということは悪くはないのですが、有効濃度を越えないと様々な効果が期待できないという事です。
では炭酸泉にはどのような効能があるのかまとめてみました。

炭酸ガスは皮膚からが吸収されやすく、すぐに血管にまで到達するようです。
毛細血管から血液に溶け込むと、血中の二酸化炭素濃度が上がって運動後のような酸素不足になったと勘違いして酸素を取り込もうと血管が広がり、血の巡りが非常に良くなります。
なんと1.5倍にまで血管が拡張するそうです。
その結果組織への酸素供給が増加し、筋肉に溜まった疲労物質・乳酸などの排出が促進され、早く疲れが取れるのです。
また、毛細血管が開くことにより、末梢血管抵抗が減少するので血圧が下がります。
そして女性には嬉しい事ですが、
炭酸ガスには、胃腸を刺激し、腸のぜんどう運動を促したり、水分排泄を促す働きがあります。
これにより女性の大敵である便秘を解消することができ、
また、利尿効果や、むくみ解消も期待できるのです。
その他にも様々な効能があるのでご紹介します。
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血液循環の改善により、疼痛物質や老廃物を効率よく排除します。
自律神経へ直接作用することにより(脈拍数の減少など)、リラックス効果が得られます。
血液循環の増加により新陳代謝が活発化します。
糖尿病患者や人工透析患者の四肢の血行障害を改善します。
血管を拡張する作用があり、閉塞性動脈硬化症の治療に最適です。
体内の酸素が増え、血液がアルカリ性になります。
通常のお湯に比べ約3倍の保温力があり冷え性にもよいとされています。
弱酸性(pH4.5)の水質なのでアストリンゼント効果(肌の引き締め)があります。
またその効果はお風呂から上がってもしばらく続くので、いつまでもからだが温かく保てることになります。

では、これに似たイメージをもたてれるモノで
『ジェットバス』、『マイクロバブル』、『酸素バブル』、『ミストサウナ』などと
炭酸泉とはどう違うのでしょうか?
スバリ!効能はこれらに比べると遙かに優れています。
前述のように、高濃度炭酸泉は医学的に治療効果が期待できる9種類の療養泉の一つに分類されています。



ではどのような入浴法で利用するのかをご説明します。
お薦めとしては身体への負担が少ない35~37℃の入浴がいいようです。
通常、熱くも冷たくもない温度ですが炭酸温水では2℃ほど高く感じます。
少し長めの15~30分間じっくり浸り、1日に1~2回が適切とされています。

但し、注意すべき点もあります!
注意点1:入浴直前に250㎖位のアルコールを含まない水分を摂る事!
注意点2:長めに入浴する際は途中も水分補給すること!代謝がよくなるので脱水による血液の濃縮に伴う血栓の形成を予防します。
特に高齢者は喉の渇きの感覚がやや鈍っているので、習慣として入浴直前・途中に水分補給することを是非心がけたほうがよいそうです。
注意点3:締め切った浴室では、空気より重いため水面近いところのガス濃度が高くなることがあります。最低中毒濃度は2%と言われています。それで換気には留意する必要があります。
注意点4:副交感神経を刺激しますので、消化管の運動が活発となり、下痢ぎみの人ではひどくなる傾向があるとされています。
注意点5:皮膚から出血している場合も禁忌です→血管が拡張しているので出血し易くなるためです。

その他として・・・
薄毛が期になる方には”嬉しい”副作用として、皮膚血流の改善により発毛や白髪が黒化するケース
があることも知られています。

炭酸泉はゲルマニュウム温浴の発展系としてこれから急激に普及してくると思います。
皆さんはどう感じられましたか?

私もまだ、入浴体験はありませんが
様々な効能に期待ですね!(^^)!
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by izasekikawa | 2006-08-12 00:00

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