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最近のパーマ事情を考える

最近はやたらパーマの講習会(パーマ液、関連商品の販売目的の)
が盛んに行われています。

デジパー・コテパー・水パー・フィルムパーマ等など
はたしてそれって必要なの・・・?

当然私たちもデジパー等は講習してますが
最近はデジパーで失敗して
メニューはあるが稼動していないサロンさんからのオファーが殆どです。

これは私個人的な見解で、そうではないこともあると思いますが

コテパーは物理的に難易度が高く不確実でホントに必要なの・・・?

水パーは確かに機械はそこそこ優れてますが
水でパーマをかけているわけではなく多少弱い薬でもこの機械を使えばかかるよ・・・
でも水はほんの少し
これって『水パー』と言えるだろうか?

フィルムパーマ
これこそ怪しい・・・
ネタが無いから、真新しいパフォーマンスで
素人目をごまかそうとする意味不明なパーマ
・・・のような気がします。

しかし、新しい機械やパーマを取りいれるのもいいのですが
パーマ自体の技術レベルはどうなのでしょう。

きちんと毛の重なりを計算したカットが出来ているのでしょうか?

カールの方向性や落ちる位置や重なりは計算できているのでしょうか?

ワインディングはきちんとできているのでしょうか?

古臭くないカールの出すポイントや
カールの表情は理解しているのでしょうか?

パーマは何度で反応するのか知っているのでしょうか?

髪は何に弱いのか知っているのでしょうか?

など、基本的なパーマ理論物理的な理論そしてデザイン理論をわかった上で
パーマメニューを伸ばすことの方が
新商品よりも大切なのではないのでしょうか?

どうも今の日本の美容業界は
商品やモノに頼りがちで
肝心の技術と知識が追いついていないように思います。

だって、パーマスタイルは美容師さん側の提案力
デザインイメージをどれだけお客様にイメージさせられるか
できる限り傷めない方法をとる
この2つのポイントさえ抑えていれば
普通にパーマをかける方は少なくないはずです。

どうも、安易に商品やモノでパーマ客が増える
そんな期待をしている美容師さんがいるように思います。
皆さんはどう考えますか?

by izasekikawa | 2007-02-27 01:37 | 理美容業界の知識

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