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アレルギー反応と自己防衛本能とは・・・

アレルギーは基本的に人体に異物が侵入すると白血球が異物を感知して
侵入した異物を取り込み、消化・分解する免疫の働きをしたときに起こる拒絶反応のようなものです。
そして周りの血管や組織に炎症(カユミ・赤み・腫れ)を起こします。

これはもともと私たちの体を守る防衛本能の一種です。
たとえていうならば
顔めがけてボールが飛んできた時に
思わず目を閉じてしまう反応と同じといえるでしょう。

話は戻りますが、このアレルギーを引き起こす原因となるのが「アレルゲン」といいます。
化粧品関係で言えば2001年以前に指定成分とされていたものがそれにあたります。

指定成分、現在は旧指定成分といいますが、
2001年4月からの化粧品「全成分表示」が義務づけられる以前は
「102」個の表示指定成分をどれか使用した場合には必ず
化粧品のラベルに表示する義務がありました。

旧指定成分は、
使う人の体質によって過去においてアレルギー等の肌トラブルを起こし、
今後もその可能性がある成分のことをさします。

このころの名残で今でも『無添加化粧品』などといっている化粧品も未だ健在ですが
要するに旧指定成分は使用していない化粧品という意味です。

しかし、最近ではそれ以外の成分でもアレルギーを起こす人も増え
旧指定成分以外で自分に合わない成分を自己責任において特定し
避ける必要が出てきました。

この行為も自己防衛本能といえますね。

今は全成分表示義務のおかげで、成分を見て商品を選べるようになりましたが、
旧表示指定成分がどれなのかはわからなくなりました。

化粧品以外にもアレルゲンとしては

ダニ(生体・死骸・抜け殻・糞)やカビ、

春秋と悩まされる花粉

ハウスダスト、ペット(毛・フケ等)、羊毛、絹、ソバガラ、消臭剤、ヘアスプレー等など、

その種類は数えきれないくらいです。

自己防衛本能は体の害になる
バイ菌やウイルスに対してだけ働くものですが、
アレルギー体質の人は、
アレルゲンに過剰に反応し、
体内にアレルギー抗体(I・E)を作ってしまいます。
これが喘息、アトピー性皮膚炎、鼻炎、結膜炎、腸の炎症など、
さまざまなアレルギーの症状となってあらわれます。

ちなみに私は重度の花粉症でしたが、
アミノ酸のサプリメントを半年服用して克服しました。
免疫機能のアップに成功しとのです。

その他の防衛本能としては「毛」があります。
人間の肌の弱い部分などに毛が生えてくるのもその本能の一つなのです。

そして「経皮吸収」という言葉を聞いたことはありますか?

異物の吸収経路としては「経口吸収(口)」や「吸入(鼻・口)」が代表的ですが
皮膚から化学物質が浸透し、吸収されることが「経皮吸収」ですが
この経路は一般的には知られていません。

経皮吸収された化学物質は当然体には異物です。

しかし、この経路で侵入した異物は臭いも、痛みも、吐き気も何も感じません。

要するに体の防衛本能が即座に反応しないのです。
すると、血中に入り込み肝臓や子宮に徐々に蓄積されていきます。
長~い期間をかけて・・・。

これが後々様々な病気や不都合な症状を起こす事が最近は徐々に分かり始めてきているようです。

出産時の羊水が「シャンプーの香り」がすることは最近の産婦人科では当たり前のようです。
その他奇形児などは年々増え続けているのが事実です。

奇形児は、「外見異常」以外にも「内臓疾患」の子供もそう呼ぶようです。
また、アトピーの子供が生まれたりと
様々なアレルギー体質の子供が生まれてくるそうです。

そして驚く事に・・・!

「子宮に毛」が沢山生えていたという驚くべき事実もあるのです。
これは先ほどの防衛本能で異物から身を守るために
体が反応した結果なのではないでしょうか?

母となる女性は今さえ良ければそんなの関係ない
という意識を改めるべきではないでしょうか?

そして、自分の身を守るための正しい知識を得て

健康的な生活環境を整えていかなければいけませんね。

私たちの立場からすると・・・
毎日使う化粧品関係
スキンケア、ヘアケア等本当に安全なのか

経皮吸収する成分は?等勉強も必要です。

そのような知識を持った美容室も多少ですが存在します。

一度美容師さんに聞いてみてください。

「経皮吸収」しやすい化粧品原料のことを。

by izasekikawa | 2007-12-14 03:02 | 理美容業界の知識

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