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美炭酸ライフ

現在国内でも次第に注目を浴び始めているのが「炭酸泉」や「炭酸浴」と言った、次世代の癒し産業。この炭酸泉はドイツ、フランス等のヨーロッパでは古くから医療の分野でもその効果を発揮しています。
d0076627_1452192.jpgそれらの諸国では、温泉療法が医師の診断により必要とされた場合、健康保険が適用される制度が確立され、温泉療法士の指導のもとで決められた入浴方法を実践し治療やリハビリを行うという日本国内では考えられない重要性をしめている。
現在も医療分野の先端を行くドイツでは様々な研究や治療が行われ、ようやく日本の医療界も近年注目し始め1997年に人口炭酸泉研究会(会長=山梨医科大学名誉教授・入來氏)が発足し、血行改善作用、疼痛緩和作用、体温早期上昇作用など数多くの臨床データやエビデンスを報告し始めている。
では、『炭酸』がどのような仕組みで様々な効果をもたらしているのだろう。

その原理はこうだ。

炭酸ガスは皮膚から体内に吸収され、一時的に筋肉や皮膚などの組織が酸欠状態を起こす。すると、脳が体に酸素を多く送り込むように信号を発信する。この指令により血管が1.5倍程度拡張し、通常の4倍の血流を促進する仕組みだ。
但し、この作用は二酸化炭素が水1リットルに対して1,2g溶けた12,000ppmが基準とされている。

さらに炭酸ガスは低温(36度以下)という条件下でなければ水中にとどまれないという性質をもち、火山国である日本では天然の炭酸腺の存在が稀少な条件下にあり、今まで親しまれていないのも当然と言える。
そこで、これに目をつけたのが日本の各企業。
そのなかでも三菱レイヨングループのMRC・ホームプロダクツは人口炭酸研究会とともに、炭酸泉の医療・健康分野における研究成果や炭酸泉による様々な情報の公開と人口炭酸泉製造装置の開発と販売に乗り出すと共に、多くのメーカーが人口炭酸泉製造装置を発売し、健康ランドやスーパー銭湯、エステサロン、フィットネスクラブなど各施設に導入が進んでいます。
d0076627_146518.jpgそれと同じく炭酸飲用水もまた、胃腸を活性化し、疲労回復、糖尿病改善、便秘解消など健康効果が高いことから、炭酸ガスを含有したミネラルウォーターも続々と発売されてきている。
炭酸ガスを含んだ水の炭酸濃度は1時間に約10%ずつ気化するため、人口炭酸泉を使う場合、できるだけ早い入浴をすること、温度に弱い性質上追い炊きができないために、さし湯でのあたためという手間もかかる。
さらに、炭酸は一定量を越えると、溶けなくなりガスが大きな気泡となり吐き出されてくる。これが出てきたら炭酸濃度が飽和状態ということのようだ。

多くの可能性を秘めた炭酸ビジネスは、これから更に激化してくるだろう。
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by izasekikawa | 2006-11-15 14:07