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旭山動物園園長の講演を聴いて

奇跡の復活!
日本最北端、旭山動物園の挑戦


旭山動物園園長の講演を聴いて_d0076627_18164213.jpg旭山動物園と聞いて今ではその復活劇がTVドラマ化になり、有名になりましたが、つい数年前までは多分動物園に詳しい方以外の方は、ほとんど知られていない動物園だったのではないでしょうか。それもそのはず、人口36万人の北海道旭川市に位置する市営の普通の動物園なのです。
では今何故、日本の最北端に有る動物園が注目を浴びたのか?そこには、動物を本気で愛する飼育係の挑戦が、旭川市民はおろか北海道、そして全国の人々に動物園の楽しみ方を気付かせたからです。

従来の動物園では、動物の姿形を見せる「形態展示」が主流で、目玉となる珍しい動物を飼うことで集客力を高め、まるで標本のような動物の見せ方をしていました。そのため動物を眺める時間はなんと平均2,6秒、動物の様々な仕草や表情をじっくりと観察し動物のすごさを体験することが出来ませんでした。

以前の旭山動物園もそうでした。

旭山動物園の歴史入園者数
1967年:日本最北の動物園として開園(458,208名)
1971年:中学生以下入場無料に
1983年:開園以来の入園者数がピークに
         入園者数が減り、集客施設としてジェットコースターを設置(597,133名)
1986年:集客施設として観覧車を設置
         市はレジャー施設化を推進
         ⇔飼育係(10名)が理想の動物園構想
1995年:エキノコックが発生、一時閉園
1996年:風評により、無料来園者数が過去最低(260,822名)
1997年:子供牧場「ととりの村」(306,255名)
1998年:せせらぎ、猛獣間(352,287名)
1999年:サル山(421,884名)
2000年:ペンギン館(539,888名)
2001年:オランウータン舎(575,884名)
2002年:ほっきょくぐま館(670,431名)
2004年:アザラシ館、オランウータン館(1,449,474名)
2005年:くもざる・かぴぱら館(2,067,684名)


理想の動物園構想

10名の飼育係(現在、飼育展示係)が動物園の社会的役割を、真剣に考え動物園の本質を考えぬいて、ある理想像を掲げたのです。
                       
プロの飼育係とは・・・
●動物の事は何でも知っている(専門知識)
●難しい動物を健康に成長させる(技術/経験)
●繁殖の難しい動物に子を産ませて育てさせる担当者による(人間性)・安心、安全な環境

その後、入園者に聞き取り調査を行い動物園に対する価値や、行動を分析し、動物園の形を変えていったのです。

<調査のまとめ>

動かない
●くまは寝てるだけ⇒立ち止まって見る平均時間が2,6秒

見てるだけ
●抱っこしたい
●餌をやってみたい
●お世話したい

いつも同じ
●毎年来てるけどいつも同じ⇒同時期にしか来ていない
●珍しい動物を見たい⇒一度見たら珍しくなくなる

子供じゃない
●知らない動物なんて無い⇒飼育側のあたり前が知らない

この調査から動物の素晴らしさを知って頂くための様々なアイディアが、飼育係の間で出され、現場に徐々に生かされ始めました。特に動物の様々な生態を手書きで書いた解説を設置する事により、飼育係りレベルの知識が来場者に植え付けられ、今までになかった視点で動物を観察するようになり、動物園の新しい楽しみ方が出来るようになっていくのです。
更に、今まで常識であった動物園の「形態展示」から、もっと動物のすごさを来園者に知ってもらうために、出来る限り動物にストレスがかからず、自然体で生活できる環境を与える「行動展示」を開発したのです。
飼育係の動物を知り尽くした知識と、高いプロ意識が常識を超え全く新しい動物園の基礎がこの時誕生したのです。
その後、来場者数も年々増え、10人で描いた理想の動物園へ一歩一歩近づき、昨年の夏季の入園者数は上野動物園を抜いて日本一になったのです。正に、理想的な増客です。
その集客力は独自性と本来あるべき動物園の姿を見出した飼育係の絶え間無い挑戦の結果なのでしょう。
いかに集客するかを考える事よりも、いかに動物の素晴らしさを知ってもらえるかを追求した動物を愛する心と、情熱があったからなのではないでしょうか。
現在は、更にその考え方が進化しました。
新しい価値観を生み出した考え方
★研究心を忘れない
 動物の身になって点検する
 お客様の身になって点検する

★何をしたいのか発言する
 発想 ⇒ 発表 ⇒ 試行 ⇒ 検証 ⇒ 実行 ⇒ 評価

★職員も展示動物
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この旭山動物園の奇跡の復活を理美容室に置き換えると、集客力の落ちた場合、新メニュー(珍しいもの)を投入して集客するのではなく、先ずは自分達の職種のあり方をもう一度見直し、お客様が理美容室に何を求めているのかを独自で導き出し、それに必要な事を試行錯誤しながら検証していくこと。
お客様に、プロとしてあたりまえの知識を出来る限り分り易く、毎回伝えること。それに必要な自分達の知識を増やす事。
技術が顧客の求めるスタイルに対して充分なのか、毎年進化しているのかを点検し、磨き上げ続けること。
お客様が来店して、充分楽しんで頂ける環境を作ること。
そして、プロとしての高い意識を持ち続ける事ではないでしょうか?

そのベースがあってこそ、新メニューの投入が生きてくるのです。厳しい時代ですが、一度は閉鎖し、決していいとはいえない立地で日本一の来園者数を記録した10名の飼育係の情熱と、創意工夫が同じように出来れば、誰でもできることなのではないでしょうか?それには周りを意識するのではなく、自分達の現状をしっかりと見つめなおし、お客様にとって必要なサロン作りをコツコツとやり続けることなのではないでしょうか。それは、旭山動物園も構想から10年間の道のりがかかったからです。質が高いもの程結果はすぐには出ないものです。来年、再来年ではなく、5年後、10年後を見据えて今を考えてみてはいかがでしょうか。

# by izasekikawa | 2006-08-03 15:56

今話題のデトックス体験

今話題のデトックス体験_d0076627_0454430.jpg雑誌やテレビの特集で最近耳にするデトックス。
貴方はもう体験されましたか?
特にOLさんに大人気なのは『フットデトックス』
足をお湯につけて、イオンの力で有害成分や、重金属などを足裏から引き出すモノ。
私が体験したのは、唯一アメリカのFDAというとっても厳しい食品医薬品局が認定した貴重なデトックスマシーンです。
私の知り合いのサロンさん(都内)でいち早く取り入れて大人気という事で、お誘いがあり体験しに6月に行ってきました。
お湯を入れた専用の脚用のバスタブに、イオン発生装置をセッティングして、微弱電流を流します。
すると10分くらいするとだんだんとお湯が黄色くなってきました。
さらに10分・・・。
「えっ!なにこれ?」
という感じで湯船表面に黒いコケのようなモノがドンドンと浮いてきたじゃありませんか!
「貴方は、タバコと缶ビールの飲みすぎですね(^.^)」
なんて、スタッフの方にズバリ!言われてビックリ!!
確かにその通りなのです。
そしてさらに10分~もう大変^^;
こんなに私の身体に悪いモノがたまっていたなんて。
私達の身体には有害なモノを排出する部位として、汗腺、自然現象が起きる部位、そして髪の毛などがあります。
髪の毛は『危ない薬』などを摂取していたのかどうかの痕跡がはっきりと分るくらい様々な有害物質の排泄器官になっています。
但し、それらの部位からはほんの少量しか排泄されないので、体内にそれらは蓄積されているのです。
それを第二の心臓といわれ、手のひらの2倍以上も汗腺がある足の裏から、強引に引っ張り出すのがフットデトックスなのだそうです。
この効果が目に見て分るので、すごく面白いですよ(^.^)
但し、私の体験したデトックスマシーンは公的機関でその効果が立証された効果があるモノでしたが、最近は良くあるパッチモンも10数社出しているとの事で、体験には要注意です。
足も入れないのに時間が経つとお湯の色が変わってくる凝った演出機能もあるマシーンだってあるようです。

お湯の色はその人の蓄積している毒素の種類や健康状態によつて、赤、黄緑、オレンジ、茶、黒などなど違ってくるようです。

はたして貴方は何色になるのでしょうか(^.^)

# by izasekikawa | 2006-08-03 00:51

なるほどこれで分けが分りましたヽ(^。^)ノ

貴方は、いいシャンプー剤を使っても何故か髪のどこかの部分だけがパサパサしたりしませんか?
実は私、最近おかかえスタイリストさんの勧めもあり少し髪を伸ばしています。
さらに、私は普通の人よりも襟足の生え際が高い位置にあるので、
・・・耳の付け根の下の部分から少し下がった高さくらい。
襟足の毛を肩の部分まで伸ばそうと思うと、けっこう長くしないといけないのです。
するとどうでしょう?
身体を洗うとき・・・そうです首を洗うときどうしても髪の毛も洗ってしてしまうのです。
私は石けんで身体を洗うのですが皆さん石けんのこと知っていますか?
石けんのペーハーはアルカリ性です。
髪、肌は弱酸性なのにアルカリ性の石けんで洗うと間違いなく必要な皮脂(バリヤゾーン)までも取除いてしまいます。
そうすると、髪の毛の中にある保湿成分が流れ出して、乾燥しやすくなるのです。
基本的にシャンプーは身体を洗う前にするので、その時点では問題ありません。
そして、トリートメントをして髪のペーハーを弱酸性にし、コンディションを整えます。
しかし!今までの私とは違う「襟足の長い髪」
洗ってそのままにしておくと必ず石けんでもう一度髪を洗ってしまうのです。
イメージできましたか?
そのために、その部分の髪は必ず乾燥に向かい、さらに髪に石けんカスがこびりつくのです。
ですから、その部分だけパサついた感じや、ごわつき感が出てしまうのです。
貴方はどうですか?
女性でしたら洗顔もそうですね。
クレンジングや洗顔は、お風呂に入る前にする事かと思いますが、クレンジング剤も洗顔剤も顔回りの毛についていませんか?
そして顔回りの毛はパサパサしていませんか?
それを考えるとシャンプーしたら髪の長い方は必ず髪を上げてから身体を洗う方法がベストかと思います。
要するに、うなじを見せるくらい髪を頭の上に束ねてタオルでターバンするか、
ピンなどでとめておくのです。
次に身体を洗うとき確認してみてください。
そうすると、いつもパサつきていた部分が乾燥しなくなり、良い状態でいられるのです。

# by izasekikawa | 2006-08-02 23:44 | 最近のオススメ